AZUL Energyは、2026年秋に販売開始を予定している亜鉛空気電池「Ferion」の実証試験を開始しました。
Ferionは、リチウムイオン電池の約3倍のエネルギー密度を有する亜鉛空気電池です。マラソンランナーのように長時間にわたってエネルギーを供給できる強みがあります。また、水系電解液を使用するため発火リスクが低く、メンテナンスフリーで長期間の連続運転が可能です。

こうした特長を活かせる用途の一つが、クマやイノシシなどの獣害対策として利用される電気柵です。現在、多くの電気柵では乾電池やソーラーパネルが利用されていますが、乾電池は定期的な交換が必要であり、ソーラーパネルは天候や日照条件の影響を受けるほか、パネル清掃などの維持管理が求められます。Ferionを電源として活用することで、ワンシーズンにわたる長期連続運転が可能となり、電池交換やパネルメンテナンスの負担軽減が期待されます。
今回の実証では、現役の兼業農家でもある当社社員が所有する果樹園に電気柵とFerionを導入し、実際の農業現場における長期稼働性能を検証しています。日々の運用状況を確認しながら、利用者目線での利便性やユーザーメリットの評価を進めています。


また当社では、電気柵のほか、照明やIoTなどのメーカーとの連携も進めており、実際の利用環境に即した検証を並行して実施しています。これらの取り組みを通じて、Ferionの実用化と市場投入に向けた準備を加速してまいります。
AZUL Energyは、独自の空気電池技術を社会実装し、安全で便利なエネルギー利用の実現を目指しています。一次産業における深刻な人手不足や維持管理負担の軽減に貢献するとともに、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けてまいります。
Ferionや実証試験にご関心をお持ちの企業・団体の皆さまは、ぜひお気軽にContact Usよりお問い合わせください。

